リーグ優勝に向けて盤石の名古屋、3-0快勝。残留争いで苦境の大阪|2025プレナスなでしこリーグ1部・第18節 朝日インテック・ラブリッジ名古屋 x スペランツァ大阪

現在リーグ首位を独走する朝日インテック・ラブリッジ名古屋と最下位のスペランツァ大阪の対戦。前半は見ていないので、後半開始から試合を振り返る。

リソース

フルマッチLIVE配信(Youtube)

公式記録

日程・結果

公式ガイドブック

要約

首位の朝日インテック・ラブリッジ名古屋と最下位のスペランツァ大阪の対戦は、前半#9水野亜美選手のゴールで名古屋が先制。後半も名古屋が試合を支配し、84分に#20上田真子選手、終了間際に#15中村友香選手が追加点を決め3-0で快勝。

名古屋は鉄壁の守備と安定したポゼッションで優勝へ大きく前進。大阪は攻撃が単調で戦力不足が顕著、残留争いで苦境に立たされている。

注目ポイント

  • スペランツァ大阪は守備に人数を割き集中力を見せたが、前後分断で攻撃に迫力を欠いた。
  • 名古屋はサイド攻撃とミドルシュートを織り交ぜ、守備も固く、試合全体を幅広くコントロール。
  • 大阪は中断期間に補強できず戦力的に苦しく、実力差を埋められなかった。

試合情報

会場

グリーン・フィールド中池(朝日インテック・ラブリッジ名古屋ホームスタジアム)

観客数462名

フォーメーション・スターティングラインナップ

朝日インテック・ラブリッジ名古屋

スペランツァ大阪

試合展開

前半

観戦していないので割愛。前半15分に名古屋の#9水野亜美選手が先制点を挙げた。Youtubeライブ配信を見直したが、13分から18分あたりまで配信トラブル?のようでゴールシーン前の戦況を確認できず。

前半は1-0で名古屋リードで折り返す。

後半

名古屋ペースで試合は進む。

苦しいスペランツァ大阪、余裕のある朝日インテック・ラブリッジ名古屋

スペランツァ大阪は、守備面では人数をかけてしっかり戦えているものの、攻撃面は単調なサイド攻撃くらいしかなく怖さがあまりない。守りに人数を割いているため、攻撃は#25増永朱里選手と#7宮本春花選手頼み。キャプテンの#5谷本景選手が守備と攻撃の両面にハードワークをしているが、前後が分断されてしまっていた。

名古屋はボールを広く動かしてサイドアタックとミドルシュートで試合を支配。スペランツァの集中した守備になかなか追加点が奪えず、飲水タイムを迎える。

84分、名古屋の左サイドから#2夏目歩実選手が上げたクロスに反応した#20上田真子選手のワンタッチシュートが決まり、待望の追加点を挙げる。ゴール前に人数は揃っていたスペランツァ大阪だったが、クロスはその間を抜けていき反応できなかったところをワンタッチで沈められてしまった。

リーグ最下位、残留争い中のスペランツァ大阪は玉砕覚悟で前がかりになるが、名古屋のカウンターをうけて最後は#15中村友香選手が決めて3-0で勝負あり。

総括

朝日インテック・ラブリッジ名古屋

余裕を持ったポゼッションサッカーを展開していた。中断期間中に主力選手の退団があったが大きく崩れてはいない。戦術が浸透し選手間のコミュニケーションも取れているようで、守備的なスペランツァ大阪を早いパス回しとサイドアタック、そしてミドルシュートで攻略していた。守備は固く、球際も強くてしっかりとスペースを消しにいく。得点力は中位レベルであるものの、今シーズンここまでわずか8失点という鉄壁の守備が好調なチームの基礎となっている。

現在リーグ首位、残り4戦の相手を見ても今シーズン優勝はほぼ確定だろう。

スペランツァ大阪

まず、他チームに比べて戦力が大きく劣る。シーズン序盤から連敗して苦しい状況の中、シーズン途中に攻撃を担う選手を中心に相次ぐ退団。中断期間の補強はアカデミー選手の2種登録のみ。即戦力とは言い難く、残り4節で最下位・2部への自動降格圏という非常に厳しい状況の中で実績と実力に劣る若手選手しか合流できなかった事はかなり辛い。選手交代策も限られてしまい、追う状況にも関わらず交代枠を3人残したままとなった。

中断期間を挟んでニッパツ横浜FCシーガルズとオルカ鴨川FCに2連勝し、チームとしてようやく長いトンネルを抜けた感はあったが、首位の朝日インテック・ラブリッジ名古屋の前には実力差通りの敗戦となった。なによりも攻め手が無いのが苦しすぎる。

同日試合をした日体大SMG横浜がASハリマアルビオンに後半45分にPKを獲得し同点弾を決めたことによって、日体大SMG横浜との勝ち点差は3に広がってしまった。来シーズンは新スタジアムもオープンするので、なんとか1部残留を決めていただきたい。

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