【試合レビュー】千葉園子が先制、土屋佑津季が同点弾 ASハリマアルビオンとヴィアマテラス宮崎は勝点1を分け合う|2026プレナスなでしこリーグ1部 第5節

試合レビュー

ウインク陸上競技場で行われたASハリマアルビオン対ヴィアマテラス宮崎は、ホームのハリマが粘り強さを見せれば、宮崎は地力の高さで押し返す好ゲームとなった。前半にハリマが先手を取るも、宮崎が試合の主導権を握って後半早々に同点に追いつく。1-1のドローに終わった一戦を、試合の流れに沿ってレビューします。

注目ポイント

  • 上位陣との対戦が続くASハリマアルビオンにとっては、強敵相手にどこまで自分たちの良さを出せるか
  • 一方のヴィアマテラス宮崎は、首位争いを続けるうえでも落とせない試合。静岡SSUボニータを追う立場として、勝点3が欲しい

試合情報

ASハリマアルビオンヴィアマテラス宮崎
11
8分 千葉 園子59分 土屋 佑津季
会場ウインク陸上競技場(兵庫県)
観客数415人

スターティングラインナップ・登録メンバー

ASハリマアルビオン

PosNo.氏名交代
GK41小暮 千晶
DF4阪中 澪
DF5小島 美玖 (Cap.)
DF6佐々木 美悠
DF2児玉 耀67▼
MF8小池 快
MF14正野 可菜子67▼
MF17唐橋 万結
FW10千葉 園子
FW9川﨑 咲耶
FW33椎野 彩香67▼
控え
GK1原田 実歩
DF19高松 芹羽
DF20山口 歌子67▲
MF18阿部 文音
MF25鷹野 あかり
FW13今蔵 綾乃67▲
FW23井上 麗叶67▲
監督: 菅野 将晃

ヴィアマテラス宮崎

PosNo.氏名交代
GK1暁 清流
DF33小牧 明日香
DF21坂本 理保 (Cap.)
DF16松田 遥奈
DF3國生 乃愛79▼
MF18中野 里乃
MF14島田 綾子HT▼
MF22山本 さゆり
MF4永野 桃子
MF8嘉数 飛鳥HT▼
FW9土屋 佑津季68▼
控え
GK50後藤 優香
MF6松井 彩乃
MF10鈴木 妃花HT▲
FW11板倉 楓HT▲
FW24井之脇 朱音68▲
FW30富沢 藍那79▲
監督: 佐藤 考範

試合展開

立ち上がりは互いに縦へ速く、主導権を探る展開

試合の立ち上がりは、両チームともに縦に速い意識を見せ、主導権を探り合う展開となった。中盤で落ち着いてボールを動かすというより、まずは前へ進めながら相手の出方を見るような入りだった。

8分、千葉園子のヘディングでハリマが先制

そんな中、先に試合を動かしたのはハリマだった。8分、スローインを受けた#14正野可菜子に対し、宮崎の守備対応が一瞬あいまいになると、正野がフリーでクロスを供給。ファーサイドで合わせた#10千葉園子のヘディングはGKが反応したものの、そのままゴールに吸い込まれ、ハリマが先制に成功した。

宮崎が徐々に押し返すも、ハリマも鋭く応戦

もっとも、ハリマも一方的に押し込まれていたわけではない。#9川﨑咲耶と#10千葉園子を軸に、奪った後は素早く前へ運び、状況によっては落ち着いてつなぐ場面もあった。29分には、宮崎のプレスを外して右サイドを攻略し、#4阪中澪がゴール前まで持ち込んでシュート。これはGKがわずかに触れてクロスバーに当たり、追加点とはならなかったが、ハリマの鋭さを示す場面だった。

20分以降は「攻める宮崎」と「耐えて刺すハリマ」

前半の宮崎は押し込む時間こそ長かったものの、ハリマの粘り強い守備と切れ味のあるカウンターに苦しめられた印象である。ハリマとしては守るだけではなく、攻め返す形も作れており、ホームチームらしい存在感を示していた。

59分、板倉楓のクロスを土屋佑津季が押し込み同点

後半、宮崎はハーフタイムの交代を経て流れを変えに出る。最終ラインへのプレスを強め、攻撃もよりシンプルに整理。相手陣内へ素早くボールを運び、ゴールへ最短距離で迫る姿勢がはっきりと表れた。

すると59分、その狙いが実る。後半から入った板倉楓が右サイドを突破してクロスを送り、最後は土屋佑津季が決めて同点。

ハリマは3枚替えで対抗、終盤は互いに勝ち越しを狙う

追いついた宮崎は、その後も勢いを保った。ハリマは流れを引き戻すべく3枚替えを行い、前線と中盤をリフレッシュ。勝ち越しを狙う意図がはっきりと見て取れた。

最後まで攻め合うも、勝ち越し点は生まれず

終盤に入っても、運動量と球際の強さでは宮崎がやや上回っていたように映った。ただ、ハリマも少ない手数で鋭く前進し、カウンターからシュートまで持ち込む場面を作っており、宮崎にとっても最後まで気の抜けない展開だった。

80分以降は両チームともラインを高め、より縦に速い攻撃で勝ち越し点を狙ったものの、最後まで2点目は生まれず。試合は1-1で終了し、勝点1を分け合う結果となった。

総括

全体としては、ハリマがよく耐え、宮崎がよく追いついた試合だった。

運動量、球際の強さ、選手間の距離感、そしてチームとしての完成度には、宮崎の地力を感じさせる場面が多かった。一方で、ハリマも局面での強さや縦への鋭さでは十分に対抗しており、上位相手に引けを取らない内容だったと言える。

ASハリマアルビオン

この試合でも、#9川﨑咲耶の攻守にわたる貢献は大きかった。FWでありながら、自陣深くまで戻って守備の枚数を確保し、前線ではポストプレーや背後への抜け出しでも存在感を示す。強度の高いプレーを継続できる点も含め、ハリマにとって非常に頼もしい選手であり、相手にとっては厄介な存在であると改めて感じた。

ヴィアマテラス宮崎

宮崎は前半早々の失点でやや落ち着きを欠いたものの、試合全体を通じて自分たちの土俵に引き戻していった。ハリマの集中した守備を前に簡単には崩し切れなかったが、流れが必要な時間帯に#11板倉楓、#9土屋佑津季といった結果を出せる選手が仕事を果たした点は、やはり上位争いをするチームらしい。終盤まで落ちない運動量と強度も、改めて脅威だと感じさせた。

順位表

第5節終了時点で、ASハリマアルビオンは9位、ヴィアマテラス宮崎は2位につけている。

順位チーム名勝点試合数得点失点得失点
1静岡SSUボニータ13541021120
2ヴィアマテラス宮崎1153201055
3オルカ鴨川FC85221844
4岡山湯郷Belle85221660
5ニッパツ横浜FCシーガルズ7521289-1
6日体大SMG横浜75212716-9
7朝日インテック・ラブリッジ名古屋65131871
8伊賀FCくノ一三重65131550
9ASハリマアルビオン5512245-1
10愛媛FCレディース55122712-5
11スフィーダ世田谷FC451131012-2
12VONDS市原FCレディース05005214-12

次節、ASハリマアルビオンはホームで岡山湯郷Belleと対戦し、ヴィアマテラス宮崎はホームで日体大SMG横浜を迎える。ハリマにとっては浮上のきっかけをつかみたい一戦であり、宮崎にとっては首位争いを続けるためにも勝点3が欲しい試合となる。

リソース

フルマッチLIVE配信(Youtube)

第5節全試合ハイライト動画

公式記録

日程・結果

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