2026プレナスなでしこリーグ1部は第21節。優勝争いと残留争いが大きく動く一節となりました。
首位・静岡SSUボニータと2位・朝日インテック・ラブリッジ名古屋の直接対決はスコアレスドロー。3位・オルカ鴨川FCは勝利し、優勝争いは最終節へ持ち越されました。
残留争いでは、日体大SMG横浜が終了間際の連続ゴールで劇的な逆転勝利を収めて11位を確保。一方で、VONDS市原FCレディースは12位が確定。スフィーダ世田谷FCは4得点で快勝し、ニッパツ横浜FCシーガルズの室井胡心はハットトリックを達成するなど、個人の活躍も光りました。
今回は、第21節の全6試合から、特に印象に残った11名を個人的ベストイレブンとして選出しました。
選出基準
得点やアシストだけでなく、試合への影響度、守備面での貢献、チームの勝点獲得への関与なども評価しています。
公式選出ではなく、当サイト独自の視点によるベストイレブンです。
ひとつの企画としてお楽しみください。
なでしこリーグ1部 第21節 個人的ベストイレブン
※⚽は記録した得点数です。
GK 田谷 春海|静岡SSUボニータ
勝利すれば静岡の初優勝が決まる名古屋との首位攻防戦で、後半に激しさを増した相手の猛攻に立ちはだかった。
ゴール前に飛び込んだ永田晶子のヘディングシュートを確実に処理し、終了間際には藤原愛里との1対1も冷静に阻止。最後まで集中力を切らさず、名古屋の攻撃を無失点に抑えた。
勝利すれば逆転首位となる名古屋を封じ、静岡が首位の座を守って最終節を迎えるうえで大きく貢献した。
DF 上西 可奈子|静岡SSUボニータ
名古屋との首位攻防戦で、相手の攻撃が集中した右サイドを粘り強く守り抜いた。
持ち前のスピードとフィジカルを生かして突破を阻み、後半には藤原愛里の鋭い仕掛けにも対応。
攻撃では積極的に右サイドを駆け上がり、精度の高いクロスから三輪玲奈の決定機を演出した。
攻守にわたるハードワークで名古屋の攻勢に対抗し、チームの無失点と勝点1の獲得を支えた。
DF 吉田 紫穂|オルカ鴨川FC
逆転優勝への望みをつなぐため、勝利が必要だったハリマ戦。7分、北村ほのかのロングスローから太田凪砂が競り合ったボールに素早く反応し、ワンタッチで先制ゴールを奪った。
守備ではハリマの縦に速い攻撃に粘り強く対応し、正確なロングフィードで攻撃の起点にもなった。
攻守両面で存在感を発揮し、決勝点と完封勝利に貢献。オルカの逆転優勝への望みを最終節につないだ。
DF 秦 美結|伊賀FCくノ一三重
勝利しなければ優勝争いから脱落するVONDS戦。18分、増田玲那のコーナーキックに対し、ペナルティアーク付近から勢いよくゴール前へ走り込み、力強いヘディングシュートで先制点を奪った。
相手のマークを外す動き出しと打点の高いヘディングで、伊賀のセットプレーの強さを体現した。
試合は引き分けに終わり、伊賀の優勝の可能性は消滅。それでも、国スポでの連戦を経て迎えた一戦で貴重な先制点をもたらし、守備でも最終ラインを支えた。
DF 角田 菜々子|朝日インテック・ラブリッジ名古屋
勝利すれば首位に浮上する静岡との直接対決で、攻守に高い運動量を発揮した。
対面する中島咲友菜のスピードと突破力に対応しながら、ボールを奪えば積極的に高い位置まで攻め上がり、サイドからの攻撃に厚みを加えた。特に名古屋が主導権を握った後半は、チームの陣形を押し上げる一翼を担った。
静岡の強力な攻撃を無得点に抑える守備に貢献するとともに、名古屋の攻勢を支えた。
MF 安部 由希子|朝日インテック・ラブリッジ名古屋
静岡との首位攻防戦で、中盤から名古屋の攻撃を組み立てた。
低い位置から正確なパスを供給するだけでなく、相手の守備の間に入り込んでボールを引き出し、前線への配球を担った。前半には巧みな足技で相手をかわし、仁木愛実へのスルーパスから決定機を演出。
さらに終了間際には、最終ラインの背後へ抜け出した藤原愛里へ絶妙なスルーパスを供給。静岡の強度の高い守備に対しても攻撃の糸口を作り、名古屋の攻勢を支えた。
MF 山本 葉桜|日体大SMG横浜
自動降格回避を懸けた湯郷戦で、後半開始から出場すると試合の流れを変えた。
中盤から前線まで幅広く動き、巧みなボールコントロールと積極的な仕掛けで攻撃を活性化。89分には苦しい体勢からボールを前方へつなぎ、佐藤実玖の同点弾の起点となった。
さらに後半アディショナルタイムには、自陣でのボール奪取から攻撃に加わり、自ら逆転決勝点を記録。
劇的な逆転勝利の立役者となり、日体大の2部自動降格回避に大きく貢献した。
MF 上田 真子|朝日インテック・ラブリッジ名古屋
静岡との首位攻防戦で、右サイドから持ち前の突破力を発揮した。
巧みなボールコントロールと積極的な仕掛けで相手の守備を揺さぶり、前半には仁木愛実のパスを受けてゴール前に進出し、決定機を作った。
守備でも前線からの連動したプレスに加わり、静岡のビルドアップを制限。
攻守にわたる積極的なプレーで名古屋の攻撃に推進力を与え、敵地での首位攻防戦を支えた。
FW 中島 咲友菜|静岡SSUボニータ
優勝が懸かった名古屋との首位攻防戦で、相手の厳しい警戒を受けながらも持ち味の突破力を発揮した。
守備では低い位置まで戻ってボールを奪い、そこから鋭い加速で一気に前進。名古屋が攻撃に人数をかける後半も、ボールを受ければ自らドリブルで仕掛け、カウンターの起点となった。
得点こそなかったものの、個人の推進力で名古屋の守備陣に脅威を与え、静岡のカウンター攻撃を支えた。
FW 内田 美鈴|スフィーダ世田谷FC
逆転優勝を狙う宮崎とのホーム最終戦で、2得点を挙げて勝利の立役者となった。
前半には根本彩夏の鋭いクロスに反応し、ヘディングで先制ゴールを記録。後半、宮崎に1点差まで追い上げられた直後には、右足のシュートで貴重な追加点を奪った。
前線でボールを収める働きでも攻撃を支え、相手の反撃を断ち切る決定力で4-2の勝利に貢献。
今季15得点に到達し、得点王争いでも存在感を示した。
FW 室井 胡心|ニッパツ横浜FCシーガルズ
愛媛FCレディース戦で圧倒的なスピードと得点感覚を発揮し、前半だけでハットトリックを達成した。
3分には自陣から長距離をドリブルで駆け上がり、DF2人をかわして先制点。
5分には鋭いプレスで相手GKのミスを誘い、追加点を奪った。
さらに最終ラインの背後へ抜け出し、鮮やかなループシュートで3点目を記録。
試合は3-3の引き分けに終わったものの、ドリブル突破、前線からのプレス、背後への抜け出しと、多彩な形でゴールを奪い、今節屈指の個人パフォーマンスを見せた。
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第21節まとめ

試合レビュー記事一覧
- 静岡SSUボニータ 0-0 朝日インテック・ラブリッジ名古屋
- 日体大SMG横浜 2-1 岡山湯郷Belle
- VONDS市原FCレディース 1-1 伊賀FCくノ一三重
- オルカ鴨川FC 1-0 ASハリマアルビオン
- スフィーダ世田谷FC 4-2 ヴィアマテラス宮崎
- ニッパツ横浜FCシーガルズ 3-3 愛媛FCレディース
