2026プレナスなでしこリーグ1部は第20節。全22節のリーグ戦もいよいよ最終盤を迎え、優勝争い、残留争いともに激しさを増しています。
首位・静岡SSUボニータは岡山湯郷Belleと引き分け、2位・朝日インテック・ラブリッジ名古屋が勝利。両チームの勝点差は2ポイントに縮まり、優勝争いはさらに緊迫した展開となりました。
一方、残留争いでは最下位のVONDS市原FCレディースが、5連勝中のニッパツ横浜FCシーガルズから勝点1を獲得。日体大SMG横浜との勝点差を2ポイントに縮め、最下位脱出を目指す争いも激しさを増しています。
上位でも下位でも勝点の重みが増すなか、各地で熱戦が繰り広げられた第20節。
今回は、開催された全6試合を観戦した中から、特に印象に残った11名を個人的ベストイレブンとして選出しました。
選出基準
得点やアシストだけでなく、試合への影響度、守備面での貢献、チームの勝点獲得への関与なども評価しています。
公式選出ではなく、当サイト独自の視点によるベストイレブンです。
ひとつの企画としてお楽しみください。
なでしこリーグ1部 第20節 個人的ベストイレブン
※⚽は記録した得点数です。
GK 山田 二千華|VONDS市原FCレディース
5連勝中のニッパツ横浜FCシーガルズを相手に、最後尾からチームを支えた。
ニッパツの決定機となった室井胡心との1対1では、素早い飛び出しでシュートを阻止。好調な相手の反撃を食い止め、終了間際までリードを維持することに貢献した。
最後は同点に追いつかれたものの、残留争いに必要な勝点1の獲得につながる重要なセーブを見せた。
DF 清 悠香|伊賀FCくノ一三重
ASハリマアルビオン戦で、対人守備の強さを発揮した。
ハリマが狙う最終ラインの背後への攻撃に粘り強く対応し、相手の前進を何度も阻止。さらに2点目につながる場面では、秦美結とともにセンターライン付近でボールを奪い、攻撃の起点となった。
守備の安定感に加え、攻撃への切り替えでも勝利に貢献した。
DF 坂本 理保|ヴィアマテラス宮崎
愛媛FCレディースを3-0で下した一戦で、攻守両面にわたって存在感を示した。
3バックの中央で最終ラインを統率し、愛媛が繰り返し狙った背後への攻撃に対応。攻撃ではセットプレーで高さを発揮し、先制点につながるヘディングでの折り返しに関与した。
さらに14分には自らヘディングで追加点を奪取。無失点での勝利と3得点に貢献した。
DF 成田 夢愛|岡山湯郷Belle
首位・静岡SSUボニータとの一戦で、粘り強い守備を見せ、勝点1の獲得に貢献した。
横山久美や中島咲友菜ら静岡の強力な攻撃陣に対し、身体を張って対応。最終ラインでの競り合いやセカンドボールへの反応で、相手の攻撃を食い止めた。
さらに同点ゴールの場面では、静岡GK田谷春海のゴールキックを前へ出て跳ね返し、攻撃の起点にもなった。
MF 唐沢 芽依|伊賀FCくノ一三重
ASハリマアルビオン戦で、積極的な仕掛けによって伊賀の攻撃を牽引した。
序盤からミドルシュートやドリブルでゴールを狙い、相手守備陣に圧力をかけ続けた。
64分には前線でこぼれ球を回収すると、自らドリブルでペナルティエリア内へ進入。GKとの1対1を冷静に決め、貴重な追加点を奪った。
ゴールへ向かう積極性と決定力で、伊賀の2連勝に貢献した。
MF 松田 遥奈|ヴィアマテラス宮崎
監督退任直後という難しい状況で迎えた愛媛FCレディース戦で、3-0の快勝につながる先制点を挙げた。
12分、セットプレーから上永ひかりが折り返したボールに反応し、力強いヘディングシュートでゴールネットを揺らした。
得点だけでなく、中盤では相手に強く寄せてボールを奪い、素早く前線へ展開。自らも積極的にゴールへ向かい、攻守の切り替えで高い強度を発揮した。
チーム全体が前向きに戦ったこの一戦を象徴するようなプレーを見せた。
MF 太田 凪砂|オルカ鴨川FC
スフィーダ世田谷FC戦で、後半にオルカが試合の流れを押し戻す原動力となった。
前半は世田谷にセカンドボールを拾われ、押し込まれる時間が続いた。しかし後半、チーム全体の距離感が改善すると、太田が中盤でセカンドボールを回収する場面が増えた。
守備では積極的に前へ出てボールを奪い、攻撃ではそのままゴール前まで進出。中盤の強度を保ちながら攻撃の厚みを生み出し、オルカの反撃を支えた。
MF 宮本春花|VONDS市原FCレディース
5連勝中のニッパツ横浜FCシーガルズを相手に、VONDSの狙いを得点へと結びつけた。
27分、櫻庭琴乃に相手の守備が引きつけられた瞬間、その背後に生まれたスペースへ走り込む。
パスを受けると、細かなステップで相手DFとの間合いをずらし、左足でゴールネットを揺らした。
守備から始まり、複数の選手が流れるように連動した攻撃を、巧みな動き出しと冷静なシュートで先制点に結びつけた。
FW 岸波 美采|岡山湯郷Belle
首位・静岡SSUボニータとの一戦で、右サイドから繰り返し相手守備陣を脅かした。
静岡が高く設定する最終ラインの背後へ何度も走り込み、スピードを生かしてサイドの深い位置へ進入。鋭いクロスを供給し、チャンスを作り続けた。
岸波が繰り返し背後を狙ったことで、静岡は最終ラインを容易に押し上げられず、湯郷が互角に戦ううえで重要な役割を果たした。
得点やアシストには表れないものの、試合の流れに大きな影響を与えた。
FW 水野 亜美|朝日インテック・ラブリッジ名古屋
日体大SMG横浜戦で、得点につながる冷静な判断が光った。
前半、相手のボール処理の乱れから生まれたチャンスを逃さず、GKの位置を見極めたループシュートで追加点を奪った。
さらに後半開始直後には、上田真子からのパスをあえてスルー。相手の守備を外し、後方から走り込んだ渕上野乃佳の得点につなげた。
自ら決める技術と、味方を生かす判断力の両方を発揮し、名古屋の勝利に貢献した。
FW 横山 久美|静岡SSUボニータ
岡山湯郷Belleの積極的なプレスと背後への攻撃に苦しんだ静岡にあって、攻撃の起点となり続けた。
中盤まで下がってボールを受け、複数の相手選手に囲まれても身体の強さと技術を生かしてボールを保持。味方が押し上げる時間を作り、チームの前進を支えた。
終盤には相手を背負った状態から鋭いターンでシュートへ持ち込み、クロスバーを直撃する惜しい一撃を放った。
得点には至らなかったものの、苦しい展開の中でも攻撃を牽引した存在だった。
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第20節まとめ

試合レビュー記事一覧
- 朝日インテック・ラブリッジ名古屋 3-1 日体大SMG横浜
- 伊賀FCくノ一三重 3-1 ASハリマアルビオン
- 岡山湯郷Belle 1-1 静岡SSUボニータ
- 愛媛FCレディース 0-3 ヴィアマテラス宮崎
- スフィーダ世田谷FC 1-1 オルカ鴨川FC
- ニッパツ横浜FCシーガルズ 1-1 VONDS市原FCレディース
