【第13節 個人的ベストイレブン】2ゴールの選手が躍動 存在感を放った11人|2026プレナスなでしこリーグ1部

週間ベストイレブン

第13節は、各地で見ごたえのある試合が続きました。

朝日インテック・ラブリッジ名古屋は、伊賀FCくノ一三重との上位対決に勝利。静岡SSUボニータは5得点の快勝を収め、岡山湯郷Belleは2連勝。オルカ鴨川FCは愛媛FCレディースとの接戦を制し、4位へ浮上しました。

一方で、スフィーダ世田谷FCとニッパツ横浜FCシーガルズは終盤までリードしながらも、相手に同点弾を許して悔しいドロー。勝ち切る難しさも感じさせる一節となりました。

第13節の全6試合を見た中で、当サイト独自の視点で印象に残った11人を選出しました。

選出基準

試合への影響度、守備面での貢献、チームの勝ち点獲得への関与も含めて評価しています。公式選出ではなく、当サイトによる個人的ベストイレブンです。

なでしこリーグ1部 第13節 個人的ベストイレブン

※⚽は記録した得点数です。

 

横山 久美 ⚽
静岡SSUボニータ
FW
塩谷 瑠南 ⚽⚽
岡山湯郷Belle
FW
千葉 園子 ⚽⚽
ASハリマアルビオン
FW
岡 百々花 ⚽⚽
ニッパツ横浜FCシーガルズ
MF
三輪 玲奈 ⚽⚽
静岡SSUボニータ
MF
河野 有希 ⚽
オルカ鴨川FC
MF
常田 麻友 ⚽
伊賀FCくノ一三重
MF
小牧 明日香 ⚽
ヴィアマテラス宮崎
DF
橘 麗衣
朝日インテック・ラブリッジ名古屋
DF
青葉 結衣 ⚽
静岡SSUボニータ
DF
上野 理佐
岡山湯郷Belle
GK

GK 上野 理佐|岡山湯郷Belle

VONDS市原FCレディースに押し込まれる時間帯がありながら、岡山湯郷Belleのクリーンシートを支えた。

特に大きかったのは、後半に訪れた宮本春花の決定機への対応である。迷わず前へ出て距離を詰め、シュートコースを消した判断は見事だった。終盤にも佐藤寿音の鋭いシュートを防ぎ、VONDSに最後までゴールを許さなかった。

湯郷はシュート数でVONDSを下回りながらも、2-0で勝利した。少ないチャンスを決め切った塩谷瑠南の決定力とともに、最後の局面でゴールを守り切った上野の存在も、この勝利を語るうえで欠かせない。

DF 青葉 結衣|静岡SSUボニータ

日体大SMG横浜戦の5-0勝利において、得点と無失点の両面で貢献した。

16分にはショートコーナーからゴール前へ入り、ヘディングで追加点を記録。早い時間帯で静岡が2点をリードする展開を作り、試合の主導権を大きく引き寄せた。

守備面でも、静岡の最終ラインの一角として日体大の反撃を封じた。日体大はサイドから前進する場面を作ったが、静岡は中央を締め、決定的な形を作らせなかった。得点とクリーンシートの両方で結果を残した点を高く評価したい。

DF 橘 麗衣|朝日インテック・ラブリッジ名古屋

伊賀FCくノ一三重との上位直接対決で、名古屋の勝利に大きく貢献した。

この試合で名古屋は、伊賀の右サイドからの攻撃を抑えることを徹底していた。危険な位置で前を向かせず、伊賀の強みを出させない試合設計の中で、橘は守備の中心として安定感を見せた。

攻撃面でも重要な場面に関わった。50分の勝ち越し点では、橘から上田真子へ展開し、上田のクロスから藤原愛里の決勝点が生まれた。強度と運動量が求められる上位対決において、攻守両面でキープレイヤーとなった。

DF 小牧 明日香|ヴィアマテラス宮崎

途中出場ながら、試合の結末を変える大きな仕事を果たした。

ヴィアマテラス宮崎は、ニッパツ横浜FCシーガルズの前線からのプレスと背後へのアクションに苦しみ、流れの中では思うように前進できない時間が続いた。

それでも後半アディショナルタイム、右CKの場面で小牧がゴール前に入り、クロスに頭で合わせて同点弾を記録。土壇場で宮崎に勝点1をもたらした。

MF 常田 麻友|伊賀FCくノ一三重

名古屋との上位対決において、伊賀の攻守を支えたキープレイヤーだった。

35分に先制を許した伊賀だったが、その4分後に常田が試合を振り出しに戻す。39分、平田ひなのの落としに反応し、右足のワンタッチシュートで同点ゴールを決めた。

先制された後も前からの圧力を落とさず、相手に流れを渡し切らなかった伊賀の姿勢を象徴するゴールだった。チームとしては敗れたものの、個人としての存在感は非常に大きかった。

MF 河野 有希|オルカ鴨川FC

愛媛FCレディースとのタフな一戦で、オルカ鴨川FCの勝利に直結する働きを見せた。

5分の先制点では、右サイドから早いタイミングでクロスを供給。金子ゆいがこぼれ球をつなぎ、江藤里桜奈のなでしこリーグ初得点につながった。

さらに65分には、コーナーキックの流れからゴール前に残ったボールに反応し、ヘディングで決勝点を奪った。右サイドでの前進、クロス、そして得点。攻撃面で大きな存在感を示し、オルカのホームでの勝ち点3に大きく貢献した。

MF 三輪 玲奈|静岡SSUボニータ

日体大SMG横浜戦で2ゴールを挙げ、静岡SSUボニータの5-0快勝に大きく貢献した。

14分には、横山久美のスルーパスに抜け出し、コンパクトに右足を振り抜いて先制点を記録。さらに31分には、コーナーキックのこぼれ球を押し込み、この日2点目を奪った。

横山が中盤に下りて起点となり、三輪や中島咲友菜が背後を狙う。静岡の狙いを最も分かりやすく結果に変えたのが三輪だった。得点だけでなく、前線からの守備や切り替えの速さも含め、勝利への貢献度は高い。

MF 岡 百々花|ニッパツ横浜FCシーガルズ

ヴィアマテラス宮崎を相手に2得点。第13節の中でも、個人の結果という点では強く評価したい選手である。

8分には、前線からのプレスで生まれたこぼれ球を逃さず押し込み、先制点を記録。45+1分には室井胡心の折り返しに反応し、左足で勝ち越し点を決めた。

前線からの守備でもチームのゲームプランに貢献し、宮崎のビルドアップに圧力をかけ続けた。チームは終盤に追いつかれて勝ち切れなかったが、上位の宮崎を追い詰めた試合内容を考えれば、岡の個人評価は非常に高い。

FW 千葉 園子|ASハリマアルビオン

スフィーダ世田谷FC戦で、チームを救う2得点を挙げた。

2点ビハインドの83分、左サイドから抜け出すと、GKをかわして難しい角度から左足でフィニッシュ。さらに90+2分には、GKが弾いたボールに詰めて同点弾を押し込んだ。

敗色濃厚の展開から、ハリマに勝点1をもたらした働きは非常に大きい。勝利チームからの選出ではないが、勝敗の行方を変えたインパクトは第13節屈指だった。

FW 横山 久美|静岡SSUボニータ

静岡の5-0勝利の中心にいたのは、やはり横山久美だった。

最前線にとどまるだけでなく、中盤に下りてボールを受け、プレッシャーの弱い場所で前を向く。そこから三輪玲奈や中島咲友菜が背後を狙い、日体大の最終ラインを揺さぶった。

64分には、相手のバックパスへの判断ミスを逃さず、ボールを奪ってそのままゴールへ流し込んだ。この得点で、なでしこリーグ通算182得点に到達。歴代最多得点記録に並んだ。

記録面のインパクトはもちろんだが、それを抜きにしても、起点、崩し、得点のすべてで静岡の攻撃を動かした選手だった。

FW 塩谷 瑠南|岡山湯郷Belle

通算100試合出場の節目に2得点。岡山湯郷Belleを2-0の勝利へ導いた。

14分には、右サイドからのクロスに対してゴール前で先に動き、ヘディングで先制点を記録。74分にも、再びクロスに合わせて頭で仕留めた。

どちらの得点も、クロスが上がる前の準備、落下点への入り方、最後に決め切る力が際立っていた。公式記録上ではシュート2本で2得点。少ないチャンスを確実にものにする決定力は、FWとして非常に価値が高い。

湯郷はボールを持たれる時間もあったが、塩谷が前線で結果を出したことで勝ち切った。

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